さて、どこ行く問題。
最終的に2人で話し合って、とりあえず何でもありそうな近くのショッピングモールに行くことになりました。
その前に、ひとまずトイレに行っておこうとユキオさんにことわってトイレへ。
華麗に花を摘み終え、ユキオさんのいる場所に戻ろうとすると…

(ええと、ユキオさんは…と。
あ、いたいた!)
…えっと、うん…いたはいたんだけど、なんか…
なんか独特な立ち方してない…?

※イメージ図です、実際はこんなアバンギャルドな格好はしていません。
本家様が着てそうな服を試してたら楽しくなってきてこんなことになってしまいました
私の中でのYUKIO・HATOYAMAのイメージそのままのポーズで立ってるから、マジで再現してくれたのかと思っちゃった…(そんなわけありません)
モデル立ちとでも言うのでしょうか…とにかくオーラ漂う立ち方、なんともいえぬ絶妙な面白さ。
ただユキオさん、そこまで身長が高くないから無理してる感が出てるのがちょっぴり惜しいところ
というより、私が由紀夫氏とユキオさんを重ね過ぎてるからそう見えてるだけなのかもしれない…鳩が見せた幻…?いやでも本当に似てるんですよ…

おっ!来た来た!おかえり
さーて、行くとしますかッ☆

(ビクッ!!!)
あ、はい…。
突如声量が馬鹿でかくなる現象にはまったく慣れず…
今のところユキオさん最大の難点がこれかもしれない…いくらなんでも欠点が個性的すぎませんか?
この日は朝から風が強かったのですが、時間が経つにつれ強風さを増していき、ゴウゴウ風に立ち向かって歩くことになりました。
並んで歩いていても話をする余裕もなく《ぐぬうううおおおんどりゃあああ…!!》と思いながら必死に歩く歩く歩く歩く。
なんとか建物内に入り、上りに上がりまくった前髪をちょいちょい下ろしていると…

今日風強くて本当に嫌になるねー
セット崩れちゃうし肌もくすむ感じがするんだよね

(風が強くてセットが崩れるはともかく、肌がくすむって
女友達からも聞いたことないぞ!!)
風で乾燥してくすむってことかな?と理解はできたけど、男性の口から《肌がくすむ》って聞いたのが初めてだったので、おお、おおおぉ…ってなってしまった。
うーむ…うすうす感じてたけどユキオさんって、なんというかこうナルシス…ト的な…
この発言がどうこうじゃなくて、窓とか鏡があるとよくチラ見して前髪直したりしてるし、話し方とかもちょっとキザっぽい時があるんですよね…べつにそこまで気にならなかったからスルーしてたけど…
すっかり私の中で”ユキオ”として定着してたから忘れかけてたけど、そもそもが”孝太郎似”だと思ってる人なわけだから、そりゃそうに決まってるじゃん!とめちゃくちゃ納得してしまった。
でもユキオさんが多少ナルシスであっても、別に特に困ることでもないのかな?と。
相手を下げて自分を上げる、自分語りつよつよ系ナルシストなら嫌だけど…今のところそうではなさそうなので。
むしろ本人の美意識がものすごく高そうなのに、相手は私でいいんですかね!?と思っちゃって…

セットが崩れちゃうって言ってたけど
ユキオさんの前髪、あの強風の中微塵も崩れていない…
これが《圧倒的美意識っ…!》
ショッピングモールでは、まずネコチャンのおやつを見ようとペットショップへ行き、その後は建物内の流れに沿って見たり買ったり…
ここにきて(なんか本当に普通のデートみたいだな…)と思ってしまい、謎の緊張感が生まれ始める。
それにユキオさんが美意識の塊(…)だと判明したことで、私の中で何かがおかしくなっていきました…